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弥治郎風影

新山久治

新山福太郎

弥治郎の新山福太郎は、明治三十年生まれ、久治郎の四男。父久治郎、長兄久治に木地挽きを習った。さらに青根で修行した佐藤栄治(伝内の父)に手直しを受けた。
小野川、東京などで働いたが、大正十年から弥治郎に戻り、農業の傍ら木地業を続けた。
酒豪で知られたが、晩年中風に倒れ、昭和四十年十二月行年六十九歳で没した。
左の写真は亡くなる九カ月前、昭和四十年三月撮影のもの、中風で不自由な身体を竹竿の杖で支えていたが、毅然として古武士の風格があった。
        
新山福太郎 昭和七年頃の作(小山信雄氏蔵)
裾模様の間に小さな旭菊様飾りがのぞく、通称「福太郎の下駄履き」という
この作風は昭和十年以前の作で佳品が多い。


新山久治  佐藤春二

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